ITエンジニアの市場価値とは?
ITエンジニアの市場価値は、技術的なスキル、経験年数、業界動向、地域によって大きく異なります。若手であればポテンシャル採用もございますが、年齢が上がるにつれて経験が強く見られます。
はむたまエンジニアについて
私はIT企業で開発を主として、要件定義から移行までを一気通貫で対応するエンジニアです。強みとしてはネットワークやプラットフォームです。
これまでに関わった業界はゲーム業界と官公庁系です。
技術領域としてはクラウド基盤のインフラエンジニアでミドルウェアまでカバーしています。
主に関わった技術や製品はこちらです
- AWS/Azure
- k8s
- docker
- Linux
- shell
- ansible/terraform
- datadog
- NginX
- VyOS
エンジニアに求められること
あなたは今の業務でいくらの開発をどんなポジションで実行していますでしょうか。
私自身転職を考えるまで、社内の作業に追われる日々でこんな考えは一ミリもなかったです。まずは期限内にできることを、余裕があればもっと面白い技術で解決できないか、なんてことばかりでした。
しかし転職を意識した時に聞かれることは職務経歴表の中身と今後どんな活躍ができるかです。
例えば「ウォータフォール開発の設計に特化していて、期限内に開発を全うできます。」といったキャリアを説明したとします。
企業の方は自己アピールに対して、開発者として現場での開発経験はあるが、次の現場で同じように実力を発揮してくれるのかわからないという疑問を持つのではないでしょうか。その現場でテックリードとして開発者のマネジメントや営業との調整をしていたと言われても腑に落ちません。これはお客さんを含めた関係者がその時々で変わるからです。
では以下のような自己アピールならいかがでしょうか?
「三年間で5000億のプロジェクトを70%の原価で開発する開発チームのリーダを経験し、顧客窓口に立ってリリースまで経験しました。」この人の活躍ぶりは非常に明確で数値をベースで評価することができます。プロジェクトマネージャとしての仕事だけでなく、現場で開発をしていたなどの話もできるかも知れません。このような方は採用する管理職にとって有望な人材として映るのではないでしょうか。
転職市場と対話した気づき
私が最近転職市場を意識して気づいたことは、目の前の新しい技術ではなく、どれだけの規模のビジネスでどの立場にいたかが重要であるということです。
システム開発は人数が増えるにつれて担当する範囲が狭くなり、全体統括を担当するPMOの立場の人数が増えます。開発者としてコーディングすることや設計することは技術として説明が難しいです。
しかし自分のできるコーディング技術や開発をアピールして、開発スキルをベースに採用してもらいたいのも事実です。
javaのアプリ開発:3年
このようにスキルを書いても正直何ができるのかわかりません。個人で開発してた3年であれば一通りのことを経験してどんな環境でもコーディングができそうです。一方で大規模プロジェクトで一部のメソッドだけ実装してたくさんの試験をしてリリースしただけだと個人でアプリケーションを実装するには程遠いです。
部分的な実装や試験でアプリケーションの原理原則は理解できます。しかし試行錯誤重ねて、いいものを作ろうとする個人開発の経験に比べると圧倒的に技術力に欠けます。
エンジニアにとって重要なこと
私はエンジニアに必要なことはあなたに任せたいと思われる信頼感と裏付ける技術力だと思います。
面接官/採用先のプロジェクトリーダ/お客様のいずれにとっても、あなたの成果はプロジェクトが終わるまで未知数です。何もわからない状況でもあなたを選んで開発して欲しいというお願いに、なんとしても応えねばなりません。普段の開発現場での作業はもちろん勉強になります。しかしそれだけでは拾いきれない技術があります。(少人数プロジェクトを何回も経験すれば近いものが得られます)
個人開発の中でもブラッシュアップ、チーム内で議論する内容、お客さんとの対話の中で出る課題対応、これらを通じてエンジニアの技術は研鑽されます。
自由な気持ちで個人開発してみることが自身のスキル向上に繋がり、会社での作業レベルアップ、引いてはエンジニアの市場価値を向上になると考えます。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今後もたまにブログを書いていきますのでよろしくお願いします。
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